FXは、相場との闘いであると同時に自分自身との闘いである。 欲に駆られて一か八かの無謀な賭けに挑戦してしまうこと。或いは、損が怖くて指をくわえ見ているだけで何もできなかったり、僅かな金額しかベットできていなかったり。気が付いたら、利少損大になってる!本当にそうですか?

所詮売り買いの二者択一の勝負だから、勝つ確率は2分の1。ですから、確率分布的には参加者の半数以上が負けていないことになります。数学で習いましたよね。場合の数っていうやつ。サイコロを3回振って偶数が出れば当たり、奇数がでれば外れとした場合、3連勝する確率は8分の1、2勝1敗は8分の3、1勝2敗も8分の3、そして3連敗は8分の1。ほらね、半分は勝っているじゃないですか!

でも、実際の取引では、勝ち組が非常に僅かで、殆どが負け組になるんですね。確率分布的には勝ち負け左右対称の山の形になるのではなくて、負けのほうが多い、片方に偏った歪んだ山の形の分布構造になっています。何故そうなるのか理由ははっきりしています。取引の仕方に負けの原因があります。そう、利食い早く、損切が遅いというパターン。チキンとか言われています。英語で“弱虫”とか“臆病者”という意味があるそうです。臆病だから10銭儲かったら利食ってしまいます。しかし、やられる時は50銭も損してしまいます。この方法だと、勝負になっていないんです。サイコロを振って偶数の目が出たら勝ちという50%勝負ではなくて、例えばサイコロを振って1の目が出た時だけ勝ちというアンフェアな勝負になっています。先の例ですと、10銭で利食いなら少なくとも10銭以下で損切りをする必要があります。ダメだと思ったら損切りが重要なんです。相場格言に“見切り千両”というものがありますのが、まさにこのことです。

もう一つ勝てない理由に、相場が自分の思惑と反対方向に行ったら追加注文を出して、どんどんポジションが膨らんでしまうケースです。俗にいう“ナンピン”という手法ですが、難を平らにしようとして、結局、大きなポジションと大きな損を抱えたまま眠れなくなるます。ナンピンを前提に考えるということは、自分の思惑通りに動いたときは僅かなポジションしか建ててないのに、反対に動いたときは無理したロットのポジションで損が膨らんでいるという避けようのない現実が待っています。挙句の果てには資金が耐えられなくなって決済となり、ドッカーンと大損をこいてしまうことになります。

FXは売り買いかの選択、サイコロの丁半博打と同じで、確率50%の勝負。しかし、実際には臆病な心理や、欲に駆られて無理をしてしまい、最終的には勝てる確率を自ら低めてしまっています。これでは、“初めから負けている”ということになります。
これが冒頭で述べた、FXは自分自身との闘いであるとこの所以でしょうか。
« |

コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。

« |