外国為替証拠品取引いわゆるFXはけっして、初心者むけの投資方法ではないとおもいます。FXとは、為替の変動を利用して、利益をあげることをねらうもので、円安から円高にふれたり、またその逆の通貨の動きを利用して、買ったときと売ったときの通貨の交換比率の差から利益をえようとするものですが、為替の変動は、株などとくらべると予想がつきにくいからです。株の場合には、投機に特価した仕手筋というものが存在し、株価を誘導することがおこなわれているため、あんがい、株価は操作しやすく、ちょっとした仕手筋であれば、株で利益をあげることが可能なのです。

これに対して為替の変動には、各国の思惑がかかわるので、ことはそう簡単ではありません。かつては、ミセスわたなべとよばれる、主婦層が、FXで一億円の利益をあげたともいわれましたがそういった新聞記事や雑誌記事も最近ではみなくなりました。むしろ、初心者がてをだして失敗したなどというのに近い話が最近では、きかれます。その損失額が膨大であり、一億二億といった金額ではないという実例もあり、資金繰りがつかず、とうとう、他人の口座にてをつけて当局に監禁されたという話もきかれるにいたっては、FXは素人むけであるとはいえないようにおもいます。

このような失敗がおこる根本原因は、外国証拠品取引の場合には、往々にして、レバレッジをきかせた取引がおこなわれることと関係があるかもしれません。レバレッジをきかせた取引では、為替がおもいどおりの方向に変動したときには、変動率の何倍者利益がえられますが、おなじく、為替が思い通りに動かなかった場合には、変動率の何倍もの損失を被ってしまいます。リスクがひじょうに高い取引だということがいえますが、そのことはあまり周知されておらず、もと金20万円からはじめられるなど、安易なイメージが一部で先行していることも一因となり痛いおもいをするかたがあとをたたないのではないでしょうか。

投資でおうおうにしてあることだといわれますが、ひとは、利益をえたときにはその話を吹聴するが、損失をこうむったときには、それをかくすということがあります。自分のおこないを恥じるために、失敗を隠すのです。このため実際には、ひじょうに危険なとりひきだということを白ないまま取引をはじめ、深みにはまる素人投資家がいるのでしょう。始めるのは簡単でも、取引をてじまうための方法についてしっかりとした知識をえてから取引をはじめたいものですと自戒の意味をこめて申し上げたいとおもいます。
« |

コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。

« |