■私がFXを始めたきっかけ


私がFX(外国為替証拠金取引)を始めたのは、会社にそれなりに長く勤めて、預金も人並みに増えてきたからという理由でした。

以前から、会社勤めということに疑問を感じていました。会社で嫌な思いをして働いて、毎月の給料をもらいながら歳をとっていく。そんな生活に嫌気がさしていたのです。
それで財テク関連の雑誌を買い集め、取引の研究をしてみました。特にそのメリットに注目して勉強したのです。

メリットとして一番重要だったのは不労所得であるということです。不労といっても勉強はしなければならないし、パソコンの前に座ってレートの変動をチェックしなければなりませんが、会社に勤めているときのように毎日、職場に拘束されて自分の意にそぐわない仕事をやらなければならないということはありません。

業者のサイトでは平日なら24時間取引ができるので、自分の時間を有効に使うことができます。好きなときにエントリーして他の時間は自分の趣味に使うことができるのが魅力でした。

■実際にFXをやってみると


理想と現実は全く違っていました。

雑誌や本を買い集めて、FXの研究は充分にやったつもりでした。レートの読み方からエントリーの仕方、各指標の取り扱いなど完璧に勉強したので、取引を始めれば毎日コンスタントに利益を出すことができるだろうという確信がありました。自分で言うのもなんですが、周りの人と比べて私は優秀であり仕事もできたので、取引をしても簡単に儲けることができるだろうと高をくくっていたのです。

実際に取引をしてみると、損ばかりしました。エントリーすると、その途端にレートが逆方向に行くことがたびたびあります。まるで誰かが故意に私の取引を邪魔しているように感じるほどです。研究した手法はまるで役に立ちません。エントリーするとレートはバカにするように逆方向に行き、仕方なく損切りして逆方向にエントリーすると、今度はその逆にレートが動きます。いわゆる往復ビンタというもので、「ああ、あの時こうすれば良かった」という後悔の連続の毎日でした。

■FXというものはメンタルが重要

会社勤めでは1億円を貯めることは無理だが、FXなら10億円を稼ぐことも夢ではない。そう思って期待に胸を膨らませて始めたのですが、負けてばかりいました。

会社を辞めても自宅でパソコンによる取引で生活をしていけると甘い想像をしていたのですが、社会においてお金を稼ぐということは厳しいものだと実感しました。

ずっとやってきて一つ思ったことは、取引においてはメンタル面が重要だということです。まず自分のルールを決めて、絶対にそれを守る。例えば、このラインになったら損切りをすると決めたら絶対にしなければなりません。もう少したてば良い方向に動くと思っても心を岩にして損切りをするのです。グズグズしていると損失が拡大していきます。

大事なのは心の強さで、数学的な知識はそんなに役に立ちません。もし統計的な知識で儲けることができるのならば大学の数学教授は大金持ちになっているはずですから。

取引を続けるためには、儲けることよりも大損を出さないで続けていくことが必要です。口座の残金が少なくなって撤退すれば終わりですが、そうでなければチャンスはいくらでも来るからです。

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